ドラッカーは言います。
 
「既に起きた未来に注目せよ。

それは企業が気づいていない市場の新たな機会を教えるものである。」

(ドラッカー著・現代の経営)
 
経営とは、人・モノ・お金を未来へと投資し、リスクを取っていく未来へ向けての行動です。

未来どうなるかということは予測することはできません。

ドラッカーはナチスの台頭やソ連の崩壊を見事言い当てたため、未来を予言できるのではないかと周囲に言われましたが、これを強く否定しています。

ドラッカーは言います。

「私は、未来は予測することはできない。そんな魔法のような能力はない。

既に市場に起きた変化で、まだ大きな影響を及ぼしていないものを注意深くみつめ、その時間差を利用し、ビジネスの機会とすることが重要である。」

(ドラッカー著・創造する経営者)
 
ドラッカーの書籍にも既に起きた未来というものがあるように、経営においては既におきた市場の変化をどのように未来の戦略に取り入れるかが重要なのです。

既に起きた未来とは、今までなかったような変な問い合わせ、予期しなかった成功事例、まだ影響の表れていない人口動態の影響を言います。

ドラッカー動画セミナーでは、すでに起きた未来を経営に活用し、新事業を生み出す方法について解説しています。