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【今回のテーマ:事業のイノベーションを見つける方法】
こんにちは、ドラッカーの村瀬です。
資生堂が女性用化粧品において、AIを用いて肌を診断し
個々の女性の肌の状態に合わせ調合を変えるカスタマイズ化粧品を開発しました。
基本となる数本の原料のボトルがあり、女性の基本情報や、
写メールで肌の状態をおくると診断してその人に最適な調合を行うサービスです。
この製品の特長は、全ての人に、異なる成分の調合を行える。
すべての人にとって世界に一つの化粧品を作れること。
資生堂はメインとなるブランド商品がいくつもあるので、
今回のカスタマイズ商品を売るということは
これらの商品とのカニバリズム(共食い)を意味します。
社内の反対意見を押し切り、社長みずから決断しました。
お客様から見たら、いくらブランド商品でも、自分に最適に調合された
世界に一つの化粧品の方がよっぽど価値のあるブランドだと、資生堂は判断したのです。
つまりお客様の側から見て、より便利になる、選ばれる事を
社内・業界の常識を無視して進めたんです。
イノベーションを起こす際、一番の抵抗となるものは
お客様にとって既に価値のない、業界の固定観念・慣習・成功体験です。
市場とお客様は進化して止みません。
是非この観点で自社の商品・サービスを再構築してみて下さい。
かならず商品の共食いや既存のやり方に、反発することは起きますが
お客様にとって良いもの、お客様の進化に対応できるものだけが
市場で生き残ることができるのです。
お客様の視点から、すでにメリットをもたらさなくなっている
業界の常識・固定観念を攻撃してみて下さい。
あらたなイノベーションが見つかります。
ドラッカーは言います。
「イノベーションの最大の弊害は、これまでの成功体験・業界の常識である。」
「常識を疑え! 皆が正しいといっていることは実は間違っていることが多いのだ。」
(ドラッカー著・イノベーションと企業家精神)
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