事業の目的は顧客(市場)を創造することである。

そのためには、全社員がマーケティングとイノベーションという経営の2つの本質を理解し、日々使いこなせねばならない。

「創造する経営者」・「創造する全社員」でなくてはならない。

参考:「創造する経営者」ドラッカー著・ダイヤモンド社

 

顧客創造の経営

ドラッカー経営は「顧客創造」の経営、市場と顧客は企業が積極的に創造してしていくものたど考えます。

「事業の目的は顧客の創造である・それはマーケティングとイノベーションをいう2つの機能を用いて行う」(ドラッカー・マネジメント)

マーケティングとは顧客を理解すること、そしてイノベーションとは理解した顧客に対して新たな経済的価値を与える商品を生み出す事です。

顧客の創造のためには、非顧客に注目する

顧客を創造するためには、「非顧客」に注目する必要があります。

非顧客とは、あなたのビジネスのお客様になってもいいのにまだなっていない人です。

例えば、もしどら(もし高校野球のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら:ダイヤモンド社)という書籍は、通常ドラッカーを読むビジネスパーソン以外の多くの非顧客をドラッカーのファンにすることに成功しました。

企業は常に非顧客をマークし、どのようにしたら顧客化できるか考える必要があります。

非顧客が顧客化する時に事業に最大の成果が表れるのです。

現在いる既存顧客だけでは市場は縮小していくばかりです。

昔、デパート業界は現在いる顧客だけへのサービスを行っていました。

デパートのメイン層は、中年の女性の顧客だったのですが、後に男女とも働きが浸透するにつれ、メインの顧客がデパートの開店時間のサービスに利用できない状況が生じ、どんどん経営が悪化していきました。

組織は常に、現在利用していない非顧客の層に注意を払い、顧客化していく必要があります。

常に事業の非顧客を考え、どうして自社のサービスを利用しないのか、どうしたら自社に取り込めるのかを考え抜いて下さい。

既存顧客だけに注目していることは危険な事であるとドラッカーも語っています。

組織に優劣があるのではない。学んでいるか、いないかの違いである。

経営力とは、経営の意思決定力です。

ドラッカーは言います。「組織に優劣があるのではない・学んでいるかいないかの違いだけである」と。

顧客創造の経営も、社長だけが行うのではなく、全社員を持って為さねばなりません。

ドラッカーの顧客創造の経営のコンセプトも、全社員に共通言語として共有されてはじめて、創造する経営者と創造する全社員となってはじめて効果を生むのです。

私は社長・幹部から始め、全員の意思決定の共通言語にドラッカーを分かり易く導入し事業を成長路線に導くコンサルティングを広く展開しています。

是非お気軽にご相談下さい。

動画:事業の目的は顧客の創造である。

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リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』

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