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停滞を打ち破る「チェンジリーダー」とは?
こんにちは、ドラッカーの7つの原則を活用して停滞を打ち破るチェンジリーダー人材育成を行う村瀬弘介です。
今日は「社員のリーダーシップを高め、組織全体を変革に導く方法」についてお話しします。
あなたの会社でこんな悩みはありませんか?
- 「うちの課長や部長がリーダーシップを発揮できていない気がする」
- 「社員が主体的に動かず、組織全体が停滞しているように感じる」
この課題を放置すれば、組織全体の成長が止まり、さらに深刻な状況に陥る可能性があります。しかし、リーダーシップを高める方法を正しく理解し、実践すれば、組織を新たなステージへと引き上げることができます。
その方法とは次のものです。
リーダーシップを高めるために必要なこと
「リーダーシップとはパワー(力)ではなく、責任である。」
ドラッカーがこう語るように、リーダーシップは他者を支配したり、強制するものではありません。リーダーに必要なのは、責任を持って「人を活かす」こと。人の強みを引き出し、組織全体で高い成果を上げることがリーダーの役割なのです。
人を活かすリーダーシップの2つの責任
1. 人を活かすこと
リーダーの責任は、周囲の人々の強みを引き出し、その才能を最大限に発揮させることです。これは単なる指示や管理ではなく、人が主体的に力を発揮できる環境を作ることを意味します。
社員の弱みを指摘するだけでは成長はありません。逆に、その人の得意分野を見極め、活かすことで、組織全体のエネルギーが高まり、強いチームが形成されます。
2. 高い成果を上げること
リーダーには高い目標を設定し、それを達成する責任があります。ドラッカーは「そこそこの成果しか出せないリーダーに資格はない」と厳しく指摘しています。
成果を上げるリーダーは、働く仲間の視点を広げ、制約を乗り越える道筋を示します。高い目標を掲げ、それを全員で達成するプロセスこそ、リーダーシップの本質です。
高い目標を掲げられないリーダーに資格はない
「リーダーとは、働く人々の視座を高め、人格を磨き、制約を乗り越えさせる存在である。」
高い目標を掲げ、組織を導くリーダーは、社員の成長を促進し、魂からやる気を引き出します。これが、社員一人ひとりのポテンシャルを解き放ち、組織全体を飛躍的に成長させる原動力となるのです。
リーダーの資質が組織の限界を決める
ドラッカーは「リーダー以上のレベルに組織はならない」とも語っています。リーダーが高い視座を持たなければ、組織全体がその限界に引きずられてしまいます。
例えば、前年と同じような売上目標に留まる組織は、結局「現状維持」に甘んじることになります。しかし、リーダーが「もっと高い成果を目指そう」と視座を高めれば、組織全体がその目標に向けて挑戦を始めるのです。
ドラッカー流リーダーシップの実践方法
- 言葉を明確に定義する: リーダーシップやマネジメントといった抽象的な言葉を明確に定義し、社員と共通言語化します。
- 社員の強みを引き出す: 社員一人ひとりの得意分野を見極め、それを活かす環境を整えます。
- 高い目標を掲げる: 挑戦的な目標を設定し、それを達成するプロセスを組織全体で共有します。
あなたの組織にチェンジリーダーを
経営とは「人の幸せを実現する活動」であり、人間を中心に据えたリーダーシップが不可欠です。あなた自身がリーダーシップを見直し、社員を活かし、組織全体を成長させるチェンジリーダーとしての役割を果たしてください。
あなたの挑戦を心から応援しています!
何かご質問があれば、いつでもご連絡ください。挑戦するリーダーを全力でサポートします。
■ブログ執筆者 日本一分かりやすく!情熱的にドラッカー経営の本質を伝える・ドラッカー専門の経営コンサルタント
日本リーダーシップ・オブ・マネジメント株式会社 代表取締役 村瀬 弘介
「ドラッカー教えてくれる 人を活かす 経営7つの原則」著者
大学卒業後、株式会社KUBOTAの人事教育部で全社の人材育成を担当。経営と起業家精神をより深く学ぶために日本経営道協会(コンサルタント)に転職。
小宮一慶氏の経営する株式会社小宮コンサルタンツに経営コンサルタントとして転籍し、本格的な経営コンサルティングを開始。マネジメントを学ぶ中で、【ドラッカーの人を活かす経営】との運命的な出会いを果たす。
人が活かされ、高い成果を上げる幸せな企業をつくることこそ自分の天命だと悟り、2017年独立。「高い理想と自己犠牲の精神で、人の魂の成長に貢献する」「リーダーの人格の向上に奉仕する」をコンセプトに、使命感を持って日々の業務にあたっている。
講師としても依頼が絶えず、全国の商工会議所、経営者団体など各種経済団体でのセミナー講師、上場企業・中堅企業での研修講師を年間200日以上務める。「情熱的でドラッカー愛に溢れる講義は、まるでドラッカーのイタコだ」「ドラッカーが降りてきた」「マネジメントの真髄を見た」と熱狂的に支持する経営者が後を絶たない。
ドラッカーが圧倒的に分かる!活かせる!と言われる村瀬の講義をご覧ください。