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こんにちは、ドラッカーコンサルタントの村瀬弘介です。
今回は、組織にイノベーションを起こすために必要なものをドラッカー思考から探っていきます。
まずはドラッカーの言葉を見て見ましょう。
・これからの管理職は管理的であってはならない
「起業家的」でなくてはならない。
・変化に対応するためには、自らが変化の先頭に立つ
「チェンジリーダー」にならなくてはならない。
・リーダーは問題解決型であってはならない。
問題は解決してもゼロになるだけである。
リーダーは「機会志向」でなくてはならない。
高経済成長期のように、社長の作った戦略を着実に実行していけばいい時代には、業務遂行型、管理志向の幹部で十分に成果を上げることができました。
しかし、事業の多くが成長期を終え、目減りする過渡期にはトップの方針を遂行するだけでなく、新たな機会を見出し顧客を創造するような、「起業家的な人材」でなければ、高い成果をあげることはできません。
起業家的な人材とは、顧客・市場を新たに創造できる人材のこと、ただ日々の与えられた業務をこなす、サラリーマン的な従属人材と対をなすものです。
市場の変化を機会として、新事業を立ち上げることができる攻撃的なビジネスのプレーヤーが起業家的な人材です。
今後の人材育成においては、変化の先頭に立ち、組織に変革をもたらす「起業家的なチェンジリーダー」としての、自律的な人材を育てられるかどうかが、最重要な課題となります。
業務遂行型の人間を育てる今までの管理職教育や、マネジメント教育では、起業家人材を育てることはできません。
有効な教育は、メンバーに「ハングリーな起業家精神」を持たせることのできる、起業家精神を持った経営を学ぶことです。
これは、まさにドラッカーの学問なのです。
ドラッカーの本に「イノベーションと起業家精神」とあるように、ドラッカー思考の本質は、変化を機会としマネジメントするビジネス思考を起業家精神をもって事業を創造することにあります。
ドラッカーは言います。
・変化を機会とせよ、そして、脅威さえ機会とせよ。
そのことによってのみ変化はマネジメントできる。
組織は人でできています。
人の成長こそ、組織の成長です。
今こそ、経営者は、次の20年、30年を担う人材を育てるために起業家人材、変化を担える経営チームを育成するべきです。
イノベーションに対応するには、いかに社内に起業家的な人材を育成できるかにかかってるのです。
ドラッカーの年間研修で、ドラッカー思考を共有した多くのお客様は、新事業を打ち立てられ、10年、20年後に向けての成長路線を明確に描かれています。
変化の時代こそ、変化をマネジメントするドラッカーの思考を組織に宿してみてください。
・優れた経営とは、優れた経営思考を共有することである。
変化に対応し、事業を拓く起業家精神に満ちた叡智が、あなたの経営に大いなるインスピレーションを与えることとなるでしょう。
ご参考に2つのプランをご紹介させて頂きます。
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本日もお読み頂き、ありがとうございました。