【ドラッカーのメールマガジン・ドラッカーで最高業績・vol.007より転載】

■経営において人を活かすために必要な事とは?

こんにちは ドラッカーコンサルタントの村瀬弘介です。

今回は経営において人を活かすために必要な事を解説します。

経営において人を活かすために具体的になにをすればいいのでしょう?

ドラッカー経営の中心は人間中心の経営・人間中心の経営とは、経営の至上の目的に人の幸せを置くこと、組織の中で人が活かされ、最高に自己実現ができ、幸せになる企業を創ることです。

では実際にドラッカーを実践し、人を活かす経営をするためには何をすればいいのでしょうか?
 

【人を活かす経営の具体策】

社員さんの個々の強みを把握し、その強みが生き、弱みが中和されるように仕事を構築すること、より簡単に言うと、新規開拓が得意な人には新規営業を、ルート営業が得意な人には既存顧客の保持をしてもらうことです。
 

■強みでなければ成果は上がらない

ドラッカーは言います。

『人が何かを成し遂げるのは強みによってのみである。

弱みはいくら強化しても平凡になることさえ難しい。』(マネジメント)

新規が苦手な人に、いくら新規開拓を命じて決して成果は出ません。

新規が得意な人が、新規開拓をするからこそ成果がでます。

しかし続けてドラッカーは言います。

『誰もが強みからしか成果を上げることはできない。

しかし 自分の強みを明確に分かっているものはほとんどいない。』(経営者の条件)

 

■強みは自分では把握することができない。

ためしに、社員さんに強みを聞いてみて下さい。自分の弱みであれば、すぐ思いつきます。

弱みはこれまで周囲に迷惑をかけたり、お客さんにおこられたりするので分かりやすいのです。

しかし、強みというものは、自然とできてしまうため、周囲もこれくらいはできると思ってしまい把握できないんですね。
 

■強みを活かすために、強みを明確化する方法は?

自分では分かりにくい強みは明確化する必要があります。

そのために

(1)仕事の振返り面談や

(2)互いの強みを言い合う文化を創り

自分の強みを客観的に把握してもらうことが重要です。

全社員さんの強みを明確にし、強みを意識し、強みを活かし、各部門のナンバーワンや卓越したものになるような人材配置をすること。
 

■人を活かす経営は、人を輝かせ・成果に結び付ける。

人を活かす経営とは 人の強みを活かし、組織の成果に繋げる経営なのです。

ドラッカーでメンバーの強みを活かし抜き、メンバーを輝かせ・誇りあるものとし最大の成果を上げていきませんか?

 
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