ドラッカーは言います。

「成果を上げるためには、成果を明らかにし、成果に集中する必要がある。」

(経営者の条件・プロフェッショナルの条件)

成果を上げることと、よく誤解されがちなのが、効率を上げる事です。

成果を上げることは、正しい事を行うことです

効率を上げることとは、やり方を正しく行う事です。

いくら効率がよくても、正しい方向性を設定していなければ成果を上げることはできません。

成果を上げるためには、まずやるべき正しい事(成果)を明確に定義することの方が重要なのです。

たとえば、セミナー終了後に、私が東京から大阪へ出張があるとします。

この場合は、最短ルートで東京駅に出て、新大阪方面の新幹線にのることが正しい成果です。

いくら効率よく、つまり最短ルートで東京駅から北陸方面行きの新幹線になったのでは、いつまでたっても大阪にはつきません。

効率の前に、まずやっていることが正しいことなのか、成果を明確に定義・確認することが必要なのです。

効率をあげようとする前に、まずやっていることが正しい事なのか? 本当にすべき事なのか? 成果を明確に定義してみて下さい。

ドラッカー・経営セミナーでは、成果と効率の違いを解説しています。