ドラッカーは言います。
 
「人が成果を上げるのは、強みによってのみである。

弱みはいくら強化しても平凡になることさえ難しい。

強みに集中し、強みからアウトスタンディング(卓越)の領域を目指しなさい。」

(ドラッカー著:マネジメント)

ドラッカー経営の基本は強みから卓越した領域を目指すことです。

メンバーの強みに着目して、高い成果を生めるように仕事を設計します。

メンバーの強みが際立ち、弱みは中和できるような組織を創っていきます。

しかし、ドラッカーはこうも言います。

「強みからしか成果を上げることはできない。

しかし多くの人が自分の強みを分かっていない。」

強みからしか成果はあがらないのに、強みが明確化されなければ、自分の強みをどう使っていいかもわかりません。

強みというには、自分では自然とできてしまうために、自分では把握できないのです。

社長は、全メンバー―の強みを明確にし、強みを相互に利用できる関係にしなければなりません。

そのために私のクライアントが取り組み成果を上げているシンプルなアイデアをご紹介します。

それは会議の前や飲み会の前に、今日はA君の強みを皆で言い合おうというような、強みの言い合いっこをすることです。

強みは自分ではわからないので、相互に言い合い、客観的に把握する必要があるのです。

この強みの言い合いっこは、相互に強みが明らかになり、またお互いの美点を褒め合う文化となるため、組織のモチベーションも非常に高くなります。

とてもシンプルなアイデアです、是非実践してみて下さい。

ドラッカー・経営セミナーでは、強みを活かすドラッカー経営のコンセプトについて解説しています。