ドラッカーは言います。
 
「人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。

弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。

人の弱みを見るものは、マネージャー失格である。」

(ドラッカー著:マネジメント)

ドラッカーの人を活かす経営では、人の強みに焦点をあて、強みに集中できる状態を作っていきます。

人が成果を上げるのは、強みよってのみです。弱みは強化したところで平凡レベルに到達できるかもわかりません。

平凡レベルの人材では、ビジネスの成果を生むことはできません。

マネージャーの役割とは、人を活かすこと、そして、組織に高い成果をあげさせること。

人を活かす事とは、人の強みを活かすことです。

人の弱みを見ることは、その人を殺すことです。

また、成果を上げるという意味でも、人の弱みに焦点を当てることは間違っています。

人は、弱みからでは絶対に成果を上げる事ができません。

「強みの上に、強みを築け」とドラッカーは言います。

人の弱みが相互に補われ、各メンバーの強みが際立ち、強みから勝負するからこそ高い成果を上げるのです。
 
「組織の目的は人の強みを爆発させ、弱みを中和することにある。

組織は均衡と調和のためにあるのではない。

人の持つエネルギーの解放と動員こそが究極の目的である。」

(ドラッカー著:マネジメント)
 
ドラッカー・経営セミナーでは、人の強みに焦点を当て、成果を上げるリーダーの本質を解説しています。