【ドラッカーのメールマガジン・ドラッカーで最高業績・vol.004より転載】
 

【今回のテーマ:ビジョンを示せないリーダーの罪】

こんにちはドラッカーの村瀬弘介です。

本日は【リーダーの示す明確なビジョン】についてです。

社員さんや部下に明確なビジョンを示していますか?

私は全国の企業様でマネージャー研修を行いますが、自分の部署のビジョンを示せないマネージャーは非常に多いのです。

フォロワーはリーダーの示す明確なビジョンについてきます。

ドラッカーはビジョン無きリーダーを、退屈な事務総長だとして揶揄しました。

ビジョンとは未来に映しだす実現映像のようなものです。

あなたが実現する未来の映像がテレビに映っていると思って下さい。

あなたがリーダーだと1年後・3年後・5年後組織はどう変わるのかという、約束を映像化することです。

現在、社長でも、このビジョンを語れない人が非常に多いのです。

ビジョンが語れなければ、部下はどのような組織を実現するために、頑張っているのか分かりません。

当然使命感も、やる気も沸き起こりません。

ビジョンがいかに組織の業績を左右するかについて一つの例をお話ししましょう。

私はある上場企業の営業マン400人にマネジメント・営業研修を行ったのですが、その中のトップチームのリーダーの手腕が実に見事でした。

全社ビジョンとは別に、明確なチームビジョンを構築し、新任課員が配属されるとそのビジョンを徹底して共有し、それからチーム運営を行っていたんです。

メンバーは明確化されたビジョンに向けて、日々邁進し、ナンバーワンの営業成果を上げるチームを更新していました。

リーダーではなく、チームのビジョンこそが組織を牽引する鍵です。

逆に言うと そのチームは、そこまで徹底しているから、ナンバーワンのチームが作れるんですね。

リーダーの皆さんは、明確なビジョンが語れますか?

部長にも、課長、主任にも明確なビジョンを語らせてますか?

すべではビジョンからスタートするのです。

是非、ビジョンの重要性について強く意識され、明確なビジョンを構築し、組織に提示して下さい。

組織に使命観とパワーが宿ります。

歴史上のどんな偉大なリーダーも、周囲を鼓舞するような明確なビジョンからスタートしたことを忘れないでください。

あなたの示す ビジョンが重要です!

リーダーである、あなたのビジョンが全てなのです!

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