ドラッカーは言います。
 
「人間はもともと偉大な事を成し遂げたがる生き物である。

目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることである。

自己の仕事を規定して、自己管理できることは、最大限にその仕事の動機づけに繋がる。

自己管理による目標管理こそ、マネジメントの哲学である。」

(ドラッカー・マネジメント)
 
目標管理制度は、日本に初めて持ち込まれた時に誤って導入されました。

それは上司の部下管理の道具、人の支配のための道具だと勘違いしてもちこまれたために、本来の自己管理という側面を失い、社員から自律性を奪ってしまったのです。

Management By Objectives and self control (自己管理による目標管理)こそドラッカーが提唱した考え方です。

ところが、このself control(自己管理)という要素が、抜け落ち、Management By Objectivesの部分のみ、つまり単に部下の管理手段としてのみ導入されてしまったのが日本の目標管理です。

ドラッカーの言う目標管理とは、自己の仕事に自分で目標を立て、行動を振り返り、最善へ向けて精査していくという、主体性のある「自己」目標管理です。

ドラッカーセミナーでは、自己目標管理の本質とその運用の仕方について解説しています。