← 85話:【書籍・7つの原則⑭】マーケティング会議で、マーケティングを習慣にする【ドラッカー理論による組織改革】
■組織のマーケティング感性を高める
『経営の第一目標はマーケティング(顧客志向・お客様)である』
【ドラッカー・創造する経営者】
企業は、自社の商品よりも、お客様に最大の関心を持つべきです。
お客様に関心を持つことで、ビジネスはパワーを得ます。
事業の勝敗を決めるのは、商品・競合ではありません。
事業の主人公はお客様です。
お客様に対する感度(お客様を感じる能力)をマーケティング感性といいます。
組織のマーケティング感性を高める必要があります。
次のワークで行います。
■組織のマーケティング感性を高めるワーク
【ワーク】
自己の仕事にとって、お客様志向の具体的な行動を10分以内でできるだけ
数多く付箋にかいて張り出して下さい。
■お客様志向の具体的な行動を書き出し、共有することで感性を高める。
10分で5個しか書けない人もいれば30個もかける人もいます。
この差が、マーケティング(顧客志向)感性の差なのです。
多く書ける人のビジネスがうまくいく可能性は高いです。
なぜならば、常日頃、顧客に向けての感性の高い、顧客志向だからです。
感性の高い人の感覚を共有し、組織全体の感性を高めるのです。
天才的な商人・マーケターと言われる人は、マーケティング感性を磨いているから、顧客に支持され、売れるビジネスが作れるのです。
例えば、松下幸之助は、接待時に、座布団の表裏の配置まで、細かく気を配ったそうです。
成功の裏には、顧客への圧倒的な気遣いがあるのです。
マーケティング感性(お客様への想い・関心)を高め続ける事を目的にワークを定期的に実践し、組織の持つ感性を高め続けます。
【ポイント】
ビジネスの勝敗を左右するのは「マーケティング感性」である。
日常の業務の中で、メンバーのお客様志向の感度を高めつづけることがビジネス
の成功のポイントである。
マーケティング感性とは、お客様志向の具体的な行動のことである。
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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