強い使命観を持ち
価値観を失わずに
革新的であり続けよ。

(参考:ドラッカー・創造する経営者)

 

【使命感・価値観・革新性】

ドラッカーの言うリーダーシップとは、「使命感」に基づいたミショナリーなリーダーの事を言います。

ドラッカーが一番大切にしたものは、企業における特有の使命、またリーダーとしての使命でした。

使命・なんのためにこの世に存在しうるのかという根源的な質問を大切にしたのです。

ドラッカーは常にリーダーに説きました。

「亡くなった時、人生を全うした時に、あなたは何として記憶されたいか?」常に考えなさいと・・。

事業はいつも思う通りいくわけではありません。

むしろ大変な苦境の時、どのようにブレイクスルーを生み出すか、あきらめずに、血を吐いてでも、事業の遂行に向けていけるかが経営リーダーには問われます。

そのような時に支えてくれるのは、なぜこの事業を行うのか? この事業で何を成し遂げるのかとういう、精神的な使命へのコミットです。

使命に裏付けられた行動は、いかなる艱難も跳ね返し、偉大な道を切り開きます。

あなたの事業は使命に基づいていますか? 

なぜあなたは今の事業を行うのですか?

あなたは何を成し遂げたいのですか?

 

ドラッカー経営はビジネスと精神性を繋ぐものである

ドラッカー経営は、ビジネスと精神的な世界、物質世界と精神の世界を繋ぐ有機的な学問なのです。

あなたの真摯な精神の遂行として、ビジネスがこの世に姿を現す時に、あなたの事業は本当の人生表現として偉大な力を持ちます。

それこそあなたの使命観であり、あなたの価値観の結晶であり、世界に影響を与えようとするあなたの純粋な存在からのエネルギーなのです。

事業において常に、使命にコミットメントするようにして下さい。

使命からのリーダーの活動は、周囲の世界さえ大きくこれまでとは変えてしまうでしょう。

リーダーから発される覇気も、使命観を持った時に大きな変容をとげ、あなたは偉大なエネルギーの塊となるのです。

それこそが、どんな苦難にもまけず、世界をより良く変える力になるのです。

常に使命を問い、使命に沿ったその事業を為すべきか否か問いかけつつ、事業を進めるのです。

私の知り合いの経営者は、本当に子どものために役立つ自由な方針の教育の幼稚園を創るという使命感から保育事業を興しました。

国の方針で、保育事業には補助金が出るため、それを受け取って事業を起こせば財務上の運営は非常に楽になるのですが、補助金を受け取っていまうと行政の固い教育方針に縛られ、本当に自由な教育が実現不可能になると知りました。

その経営者は自分の給与をぎりぎり食べれるまで削減して、現在胸を張って使命からの保育事業を行っています。

使命を犠牲にしてまで利益を追求することはビジネスの本質ではありません。

何のための事業か? 何のためにこのビジネスをするのかを考え抜き、全ての方針を決める時にあなたの事業は真のビジネスに進化するのです。

「使命・なんのために行うのか?・何を為したいのか?」がなによりも重要なのです。

今一度、何のために事業を行っているのか? 使命は何か?

リーダーであるご自身に問いかけてみてください。

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