リーダーは、意思決定の際、妥協から考えることはしない

何が正しいか?自社は何をなすべきか?といったことを、

まず徹底的に考え抜く・・・リーダーシップとは勇気である

【経営者の条件・ドラッカー】

経営とは意思決定の連続です。日々変化する市場・顧客・競合に対しいかに有効な戦略をもって自社の価値を創造し続け、優位性を持ち続けるかの戦いです。

私は経営とは判断力(経営意思決定力)だと考えています。

リーダーのすべき一番の仕事は経営判断、有効な経営の意思決定を不断なくとり続けていくことです。

経営において有効な意思決定を行うためには、意思決定の軸(判断軸)を持っていなければなりません。

マーケティング(顧客)の点からみて、イノベーション(変革)の点からみて、生産性向上の点からみて、また組織メンバーが幸せになるというマネジメントの観点からみて正しいのか、経営の判断軸は一つではなく多岐にわたります。
 

リーダーシップとは好かれることではない

ドラッカーはリーダーシップについて次のように言います。

「リーダーシップとは、周囲の人に好かれることではない。それはセールスマンシップである。」

「リーダーシップとは、確かに耳が痛いことであろうと、あの人の言っていることは正しいと思ってもらえることである。」

リーダーとは正しいことを為す人、正しい事の向けての経営判断を為す人なのです。

正しい事とは、究極的には、リーダーの人間性・人格に関わる問題です。

即ち、人として正しい事であるかどうか、人として真摯であるかどうかという本質的な経営判断なのです。

正しい意思決定をするためには、正しい判断軸を学ばなければなりません。

経営判断をする際に有効なのが、経営全体を網羅したドラッカーの経営学、そしてマネジメントとは人の事であると唱えたように、人間として正しいあり方を追求するドラッカー経営学なのです。
 

経営判断の軸とするために、人間中心の経営のドラッカーを学ぶ

ドラッカー経営の根底にあるものは、正当性、いかに組織の中で人は生産的に、生きがいをもって自己実現できるのかという、人間が生きる上での本質的課題です。

ドラッカーを軸に経営判断をする企業に卓越した企業・そして経営者が多いのは、経営の問題が行きつくところは、人間の問題だからなのです。

誰が正しいのではなく、経営にとって、人間にとって何が正しいのかを考え抜き成果に繋がるアクションプランを取っていくことで、リーダーとしてぶれることがなくなり本質的に経営が強化されていくのです。

リーダーは妥協から考える事はしてはなりません。

リーダーは何が正しいかを考え抜き、勇気を持って意思決定(決断)するものなのです。

その正しさの判断基準となるものが、マネジメントとは人の事である、と説いたドラッカーのマネジメント哲学なのです。

リーダーの経営判断軸をぶれないものにし、メンバーのリーダーシップも確立するドラッカーの経営を是非組織に取り入れてみませんか?

【今日のインスピレーション・ご質問】

何が正しいか?徹底的に考えぬくために、リーダーとしての軸をどう持ちますか?

揺るがない判断軸を得るために、どのような事に取組みますか?

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リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』

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