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ドラッカーの説く、組織とリーダーの役割とは?
ドラッカーのマネジメントが他の経営論・ハウツー本と決定的に違う所は、人間中心・人間の尊厳へ想いの強さにある。
ドラッカーは人を大切にし、本当に人を活かすためには、「弱みからでなく、強みから」アプローチせよという。
「できないことでなく、できることに焦点を置け」という。
では、組織リーダー正当性はなにか?
なぜ、リーダーはリーダー足りうるのか?
それは、部下として従ってくれる人達の「人間としての成長・幸福」の実現を「真摯」にサポートするからこそに他ならない。
すべてに人間を中心に考えることがドラッカーの哲学である。
(1日で分かる!感動・ドラッカーマネジメント講座より)
『マネジメントは人のことである』
2度の世界大戦・ホロコーストを見たドラッカーが辿り着いた究極の経営論・マネジメントにおいては
人間を取り巻くすべてのシステムは人間の幸せの実現のための道具です。
人間が最大の資産であり、人間に優先するシステムはありません。
人が中心、人の幸せが中心にある経営が人間中心経営(マネジメント)です。
人間中心経営とは、人の強みが活かされる経営
そして人が活かされるためには、人の弱みではなく、強みが組織において活用される必要があります。
『人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである、弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい』
『強みの上に強みを築くのが、最強の組織である』(ドラッカー)
人を活かす経営では、経営リーダーは部下の強みを明確にし、強みを活かし、弱みはチームで中和されるような組織を実現する必要があります。
人間として何が正しいかを考え抜くのがドラッカー流
人間中心ということと併せて、ドラッカーを理解する重要な要素に、『正当性』があります。
ドラッカーは、誰が正しいかではなく、何が正しいかを考えなさいといいます。
経営において、そして人生において、人をして正しいあり方は何かと考え抜いて経営を行いなさいといているのです。
組織の正当性、人が組織に入って働く理由とは
組織が人の弱みを中和してくれて、強みを爆発させるからです。
経営リーダーの意義とは?
では経営リーダーの正当性とは何でしょう。
あなたがなぜリーダーなのか。その正当性はたった一つです。
それは共に働く仲間を活かし、その成長をサポートするからこそなのです。
ドラッカーはリーダーは真摯でなくてはならないと言いました。
この真摯さとは事業の業績に対する真摯さはもちろん、もう一つは人を活かすことに関する真摯さです。
高い業績に責任を持ち、人を活かすことに真摯な責任を持つものが、人間中心の経営のリーダー。
即ち、マネジメントリーダーなのです。
ドラッカーセミナー動画 ドラッカーマネジメントの本質
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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