ドラッカーは言います。
「販売とマーケティングは逆である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。」

(引用:エッセンシャル版 マネジメント 著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社)

マーケティングとセールスの違いは、「目(視点)」の問題である

筆者は、より簡潔に、マーケティングとセールスの違いは、「目(視点)」の問題だと定義します。

セールスとは自社視点で、お客様に物を売り込むことです。
反対に、顧客視点で、事業のすべてを捉えることがマーケティングです。

モノ余りの時代においては、セールスではなく、マーケティング、顧客から見て選ばれる企業になることが必要です。

企業の中からの内向き視点を一切排し、市場・顧客の目線で自社の商品・サービスを厳しく見直していくこと(マーケティングの強化)が最も大切です。

経営者は全社員をお客様視点からスタートする「マーケター」として育てる必要があります。
組織のいかなる部署にもお客様に関係のない社員はいないからです。

マーケティングという考え方を、全社を貫く企業理念にする必要があります。
全社員をマーケターにする必要があるのです。

全社員が顧客視点で価値向上に燃える会社を、マーケティングカンパニーといいます。

想像して下さい。全社員が顧客目線で、弛まぬ価値向上に燃えるとしたら、いかに強力なビジネスに進化するでしょうか?
全社員をマーケターとして教育し、マーケティングカンパニーに進化するのです。

筆者のコンサルティングの8割はこのマーケティングの確立に費やします。全社員がマーケターとして、顧客を深く理解し、顧客視点で、価値向上を行うならば、業績は必ず上がると確信しているからです。
   
マーケティングを企業理念として理解、実践できるか。全社員を、顧客の視点を持ち、価値向上に燃えるマーケターとして育ってもらうことができるか。
マーケティングが、経営革新のスタートです。

全社員をマーケターとして、マーケティングカンパニーを創る

【ポイント】
マーケティングとは目(視点)の問題、顧客からすべての事業を見直すことである。

全社員が、あらゆる仕事を顧客視点からスタートするマーケターとして、マーケティングを理解・実践できる組織をつくる。

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