← 59話:【書籍・7つの原則⑥】企業の勝敗は、マーケティングの優劣が決める。
マーケティングとは顧客の視点から事業を見るという企業の姿勢である。
経営で一番大切なものはお客様です。お客様のいない会社は、存在することはできません。
経営者はマーケティング(お客様第一)をはじめに実践しなくてはなりません。
具体的にマーケティングとは何でしょうか? 英字で書くとMarketingです。
マーケティング=Market(市場の)+ing(中から)という意味です。
会社の中からではなく、顧客のいる市場から見て、事業(商品・サービス)を適正化していくことがマーケティングの本質なのです。
会社の中に、マーケティングは一つもありません。社長室・会議室からお客様は見えません。
お客様のもとに行き、市場(現場)からでなければ、事業の真実は把握できない。
これこそがマーケティングの本質なのです。
マーケティングとは目(視点)の問題です。
最も大切なことは、視点を自社ではなく、お客様側に完全にチェンジすることです。
企業視点(自社都合の視点)はお客様には必要ありません。お客様の欲しいのは、「私にとって・・あなたの会社が何をしてくれるのか?」というただ一点にすぎません。
そのために、企業は企業視点をゼロにして「お客様の視点」で自社を見る必要があります。
マーケティングとは、事業のすべてを顧客視点でスタートすることです。
企業の都合・会社の内部視点からはスタートしないということです。
商品・サービス、会社のすべてを「お客様の視点」で見直し、価値を上げていく事です。
お客様の視点でなければ、事業についての真実を把握することはできません。
事業がうまくいかないのは、お客様の視点からみて、何か不満があるからに他なりません。
経営がうまくいかないのは、お客様の視点を忘れてしまったことが原因です。
経営者はすべての社員がお客様視点で自社を厳しく見られるように教育する必要があります。
(注)日本で言う、お客様第一とはマーケティングと同様の意味です。
本書では、顧客=お客様と同義で、語句を使用しています。
「マーケティングは、事業の最終結果、すなわち顧客の視点から見た全事業てある。」とドラッカーも述べています。(引用:現代の経営(上) 著者:P.F.ドラッカー/訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社)
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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