← 55話:【書籍・7つの原則②】20世紀最大の知恵者・マネジメントの父とよばれたドラッカーの見た世界とは?
ドラッカーは「マネジメントとは人のことである。」と言いました。
筆者はこれを人(個)の尊厳のことであると解釈します。
ドラッカーの関心は、常に社会の中で人はどのようにしたら幸せになれるのだろうか?ということにありました。
「マネジメントとは現代社会の信念の具現化である。」とドラッカーは言います。
(引用:現代の経営(上) 著者:P.F.ドラッカー/訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社 )
利益をあげるという視点のみではマネジメントの本質は見えません。
組織社会において、人が心から、生き生きと働けるかどうか?
組織の中で人が幸せになれるのか?を問いかける本質的な人間学がマネジメントなのです。
あらゆる学問が中心に考えるべきものは「人」であり、人の尊厳であり、人の幸せであるべきだ。と
ドラッカーの言霊が魂に響きます。
ドラッカーのマネジメントの原点にあるのは人の幸せ、組織で働く人を幸せにできるか、
社会をよりよいものにできるかが経営リーダーに厳しく問われているのです。
論語の言葉に
「人、道を弘(ひろ)む。」
「道、人を弘(ひろ)むるにあらず。」という言葉があります。
訳すとこういう言葉になります。
人が道を開いていくのであって、道(学問)が人の上に立っているのではない・・
人があくまでも中心である。
政治・思想・経営のために人がないがしろにされることがあってはならない。
それらのものはあくまで人が幸せになるための道具にすぎない。
主客転倒してはならない。
これと全く同じことがドラッカー哲学にも言えるのです。
非情に感慨深い言葉です。感動すら覚えます。
人間が中心にあるドラッカーのマネジメントにインスピレーションを受けた
「人が幸せになる経営・7つの原則」
本当のマネジメント学を今こそ経営リーダーが真摯に学ぶ時が来たのです。
動画 ドラッカーと論語の共通点とは?
今回のポイント
・論語とドラッカーマネジメントの共通点は「人間の幸せ」が中心にある「学問の本質」である。
・マネジメントも論語同様、二千年残る学問である。
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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