← 15話:管理職など存在しない。マネジメントとは起業家的活動である。
「優秀な人材がいません。今の時点で、組織を強くするために、できることはありますか?」セミナーの中での、経営者の方からの質問です。
組織の強みの源は知識である
組織の強みの源は、その事業に関するノウハウ(知恵)です。
経営者は、組織の持つ知恵が卓越するように、学び、成長する風土をつくる必要があります。
組織の優劣は何で決まるのか?
ドラッカーは言います。
「組織に優劣があるのではない。学んでいるか、学んでいないかの違いである。」
「組織は優秀な人材を取るからこそ、強くなるのではない。
文化と風土によって自己啓発を動機付けるからこそ、組織は成長する。」
学習する組織をつくる、2つの実践的アイデア
メンバーが共に教え、学び、成長していく組織を、
「学習する組織」と私は呼んでいます。
組織と強化するためには、学習する組織に進化する必要があります。
学習する組織のメンバーは、自己啓発を継続し、成長を喜べる人です。
経営者はメンバーの成長欲求をかきたて、
学習をサポートする指導者でなくてはなりません。
2つのアイデアを実践して下さい。
1.社内読書会 部署を超えたコミュニケーションの向上にもなる
私は、社内の読書会の開催をお薦めしています。
コストもかからずに始めることができ、一年もすると大きな効果が生まれます。
月に1回、ビジネスの参考になる本、
また人としての生き方を考えさせるような良書をテーマに実施します。
事前課題として、その本の該当部分(例えば今回は一章とか)を皆が読み、
テーマをもとに気づいたこと、仕事に活かせることは、どのようなことかをシェアします。
単に学ぶだけではなく、部署・年齢を超えたコミュニケーションも図れ、対話を繰り返すことで、会社のベクトルが合い、集団の力が高まります。
2.成功事例発表会 個の事例を集団で反復可能にする
業務のテーマにおいて、例えば営業なら、営業の成功事例を担当者に発表してもらい、成功事例を共有します。
組織においては、個の成功事例を、組織として反復可能なものにするということは大きな力の向上につながります。
組織のベクトルを併せ、自己啓発を動機付け、成功事例を共有し、反復できるようにして、相互に高め合う事。
社内読書会・成功事例発表会の開催で組織は確実に成長してます。
是非この2つの会を開催してみて下さい。
集団を学習する組織に進化させ、卓越した人財に育て上げていくことができます。
人間の成長は無限です。
最大源の期待をして、最強の組織をつくりましょう。
教材や、テーマについて何か知りたいことがあれば、お気軽にメッセージ下さいね。
参考動画
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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