「会社の生産性を高めるには、どうしたらいいでしょう?」―先日のセミナーの中での経営者さんのご質問です。
 
ドラッカーは組織の生産性、成果を上げることに対してとても厳格です。
なぜなら組織が成果を上げなければ、経済は破綻し、戦前のような不安定な時代に逆戻りをしてしまうからです。
 
オフィスで働き、頭を使って仕事をする人を、知識労働者と言います。
知識労働者の仕事において、成果をあげるにはポイントがあります。
 

成果を上げるポイント 成果を明確にする

 
【1】成果を明確にする
 
知識労働の現場では、成果を明確に定義しなければ、成果を上げることはできません。
成果を明確にしてはじめて、成果に集中することができます。
 
「明確さは力」です。
集中することができて、はじめて成果はあがります。
 
「行うべきでないことを効率的に行うほど無駄なことはない。」とドラッカーは言います。
 
行うべき事とは、成果につながる、正しい行動の事です。
 
行うべきでないことは、成果につながらない、ただ忙しいだけの、緊急な仕事です。
 
今やっている仕事が、成果を生む、正しい行動かを確認するために
次の、3つの質問をカードにして常に自己に問いかけてみて下さい。
 

成果を上げる実践事例 セルフチェックカード

 
時間・行動の質を高めるセルフチェックカード】
 
1.今何を行っているか?
2.それは成果につながる(効果的な正しい行動)か?
3.もしそうでないのならどのように改善するべきか?

 
この質問を繰り返せば、日々の行動が、成果に向けて集中していきます。
 

成果明確化・集中の原則

 
成果を明確にし、常に成果を意識し集中する。
 
成果を常に意識しすることで、はじめて成果はあがります。
 
成果をあげるためには、まず成果を明確に定義する。
そして、今行っていることが成果につながる正しい行動であるかを、常に確認して下さい。
 
驚くほど成果志向になるドラッカーの原則です。私はこれで売上が4倍にもなりました。
 
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