← 13話:ドラッカーと松下幸之助に見る、成功する経営者の条件
「日常の仕事が忙しすぎて、事業をじっくり考える時間が取れません、いい方法はないですか?」
セミナーの中での、経営者の方からの質問です。
現業務に追われ、事業の未来を考える時間が確保できていない方は多いです。
しかし、リーダーは事業の未来を考える時間を戦略的に確保する必要があります。
事業の未来を考える事ができるのは、リーダーしか、いないからです。
経営者の時間は3つに分けて考える
ドラッカーは経営者の仕事を3つの時間軸で定義します。(創造する経営者)
- 現事業の成果を上げる時間。(現在の時間)
- 事業の未来への機会を探す時間。(未来への時間)
- 新事業をつくる時間。(未来への時間)
時系列で見ますと、
1は現在に対する取り組み
2、3は未来に対する取り組みです。
比率でみるように、経営者は未来に対する取り組みを意識的に行う必要があります。
未来に対する取り組みとは、戦略立案、経営計画書の作成、新規事業、新商品を考えることです。
あなたは、どれだけ事業の未来についての取組みができているでしょうか。
現在だけを見ていては、未来は訪れません。
明日を見て、主体的に経営をつくる必要があります。
未来に対する時間の確保のためには、自分にアポイントを入れる
未来に対する時間は、意識して確保しなければ、現業務に時間を食われていきます。
そのため事前に自分の予定にアポを入れることが大切です。
手帳に事業の未来に対する時間を枠取りし、予約をして下さい。
このことを自分にアポイントを取るといいます。
またコーチやコンサルタントを使って考える時間を確保するのもお勧めです。
卓越した経営者は、未来について考察する時間を計画的・意識的に確保します。
ドラッカーは言います。(創造する経営者)
「経営者は、事業の未来についてより多くの時間をかけて、思索をする必要がある。」
「事業の未来について考察しなければ、命運を天に任せることになる。」
戦略的な時間管理で、事業の未来をつくりあげていきましょう。
ご質問、ご意見はお気軽にくださいね。
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リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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