「環境変化に対応するために、気をつけるべきことはありますか?」
―セミナーで、経営者の方から頂いたご質問です。

経営者の仕事は機会の追求

事業の成果は、機会を追求することによってのみ得られます。
また、機会は社内ではなく、外部である顧客・市場のもとにしか存在しません。

外部の変化の中に、機会が生まれる

外部の環境が変わらない状況では、機会は生じません。
顧客・市場に生まれる変化の中に、機会が生じます。

リーダーは意識的に、「外部の変化」を探す必要があります。
そのためにリーダーは常に外部に身を置かなければなりません。
社長室にこもることは許されません。

変化を機会とせよ(ドラッカー)

近年、河口湖畔の旅館で、富士山を見ながら蟹を食べよう、というプランで大ヒットした宿があります。
これはインバウンドの増加を、機会と捉え、生まれたものです。

変化を機会に転ずる、この思考モデルこそ、新事業をつくるために重要です。

変化に対する経営者の姿勢

変化をマネジメントする唯一の方法は、自らが変化の先頭に立ち、変化の担い手となることです。
ドラッカーは、変化の担い手を「チェンジリーダー」(自ら変革を推進していくもの)と呼びます。
リーダーはチェンジリーダーである必要があります。

チェンジリーダーであるために、安定せずに、自らバランスを崩し続ける

マザーテレサやクリントン元大統領をクライアントに抱えた世界的コーチ、アンソニーロビンズは、
「人生において完全なバランスはあり得ない。進化しつづけるためには、バランスを崩しながら取る必要がある。」
と言います。

市場・顧客が絶えず変化している中で、企業がまるで無菌室の中にいるように変わらないことは、退化していることです。
変化を捉え、変化を機会とし、変化の先頭に立つ「チェンジリーダー」となる。
バランスせずに、変化のエネルギーと一体化することこそ経営者のあり方なのです。

経営とは、変化をマネジメントする事。チェンジリーダーとして、組織を進化させて下さい。

ご質問・お問合せを、お気軽にお待ちしていますね。

チェンジリーダー参考動画
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リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』

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ドラッカーの伝道師・経営コンサルタント・村瀬弘介によるコンサルティング・
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