← 2話:ドラッカーのマネジメントの本質とは?
ドラッカーは言います。
「チームの目的とは、人の持っている強みを動員して爆発させ、弱みを中和して意味なくすることにある。」
人がチームの属するのに、強みでなく、弱みばかり見られ叩かれたら鬱になってしまうだけですよね。
ドラッカーは正義の人です。リーダーに対して一番なくてはならないものは「真摯さ」というほど、リーダー・組織の在り方の正当性を求めた真面目な人でした。そこで組織(チーム)の正当性は何かを考え抜いた時に辿りついた言葉が、この言葉です。
チームの本質は、メンバーの強みを伸ばしてあげる、そして弱みを皆で補っていく、だからこそ人がチームの属して働く意味があるとドラッカーは考えたのです。
ドラッカー経営は強みに徹底的にフォーカスする経営です。
それは強みのみが成果を生み出すからです。
ドラッカーは言います。「人が何事かをなすのは、強みによってのみである。弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。」(ドラッカー名言)
強みにフォーカスする経営、人の強みにフォーカスする経営とは人間を大切にする経営です。
ドラッカーの経営・マネジメントの中心にあるものは「人間」なのです。
人を活かすということは、人の強みを活かすということ。
人の弱みを見るということは、人を殺すということです。
人間を中心にしたものが、ドラッカーの経営なのです。
ドラッカーのマネジメントは1000年、2000年と孔子さんの論語のように読み継がれていくものです。
それは論語と同様、ドラッカーの思想の中心には「人間」があるからです。
人が組織の中で幸せになるためには、どうしたらいいか、それを徹底的に考えたのがドラッカー経営学の本質でした。その結論は人間を中心にした経営、「マネジメントとは人の尊厳のことである。」というドラッカーの名言にあります。つまりマネジメントという書籍は言うのです。リーダーの正当性は、人間中心の経営、つまり働く人を活かすからこそ成立するといったことにあるのです。
まさのこの正当性(正義)をどう実現していくことについて語ったのがマネジメントの本質なのです。
働く人に強みを発揮して働いてもらうためには、リーダーは強みを把握しなければなりません。
強みに集中し、弱みを無視、中和した組織をいかにつくるか。
ぜひ、リーダーとして人を活かす組織、人を活かす経営をいかに行っていくか、人に働く喜びを与える経営をいかに行っていくか、是非ドラッカーを参考にしていただければと思います。
私がドラッカーにほれ込んでいるのは、人間の本質、人間中心の経営を訴えているからです。
ドラッカー先生はもう滅しており、会うことはできません。しかしマネジメントを通じてドラッカーと出会うことはできます。
私は日本中にドラッカーを広めていくつもりで、使命としてコンサルタントをやっております。
人間中心の経営、人が幸せになる社会を実現できる学問がドラッカー哲学なのです。
動画【ドラッカーのマネジメントの本質】【ドラッカー・経営セミナー】
書籍『ドラッカーが教えてくれる 人を活かす経営7つの原則』
リーダーシップとは権力ではない。働く人を活かし、成果を上げる「責任」である。経営の中心は『人間の尊厳』にあるべきだと亡きドラッカーは訴えた。現代リーダーのための現場で実践できる『人間中心の経営』『立志の指南書』
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